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【注目トピックス 外国株】概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は6日ぶり反発、買い戻しが優勢

*11:04JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は6日ぶり反発、買い戻しが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 129480.89 +0.21%
8日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比270.41ポイント高(+0.21%)の129480.89で引けた。日中の取引レンジは128048.04-129564.28となった。

売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、成長予想の上方修正も引き続き好感された。一方、指数の上値は重い。米利下げの先送り観測が外資の流出懸念をやや高めた。

【ロシア】MOEX指数 3432.54 +0.14%
8日のロシア株式市場は6日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比4.93ポイント高(+0.14%)の3432.54ポイントで引けた。日中の取引レンジは3430.10-3438.75となった。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まったほか、原油価格の上昇が支援材料となった。一方、指数の上値は重い。米利下げの先送り観測が高まっていることが外資の流出懸念を強めた。

【インド】SENSEX指数 73466.39 -0.06%
8日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比45.46ポイント安(-0.06%)の73466.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは前日から横ばいの22302.50で取引を終えた。

売りが先行した後は買い戻され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。外国人投資家(FII)の売り越しが指数の足かせに。FIIはこの日まで5日連続の売り越しとなった。また、世帯の貯蓄額が直近2年度で大幅に減少したとの報告も消費の伸び鈍化懸念を強めた。

【中国本土】上海総合指数 3128.48 -0.61%
8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比19.26ポイント安(-0.61%)の3128.48ポイントと3日ぶりに反落した。

利食い売りが先行する流れ。上海総合指数は前日、昨年9月6日以来、約8カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。米中対立の激化懸念もくすぶる。米商務省は7日、華為技術有限公司(ファーウェイ)向けに米企業が半導体などの製品を輸出する許可を取り消したと公表している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国政府の経済対策に対する期待感が持続している。中国の政府系証券紙、中国証券報は8日、専門家の見解を引用する形で、早期の預金準備率引き下げの可能性を報じた。

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