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投資

資産8億円のかんち氏が説く「月1万円のおこづかい収入」を実現する高配当株投資術 新NISAで“攻めの運用”をするのではなく“資産を守りながら増やす”戦略

“高配当株投資の達人”として知られる億り人・かんち氏

“高配当株投資の達人”として知られる億り人・かんち氏

新NISAは割安な高配当株を買うのが適した投資法

 新NISAでは大きな儲けを狙う“攻めの運用”のほうが非課税メリットが増すという考え方が根強くあるが、かんち氏の考えは違っている。

「成長株が何十倍にも値上がりする夢を見て新NISA口座で株を買う人もいますが、そうした銘柄は逆に10分の1の株価になることもある。そうなった時に新NISA口座では、他の口座での運用の儲けと相殺して税金を圧縮する『損益通算』ができないのでダメージがより大きくなる。

 やはり、しっかりとした業績を出しながらも割安な高配当株を買うのが、新NISAには適した投資法だと考えます。さらに幅広い業種の高配当銘柄に投資ができるとリスク分散になり、結果はより安定するでしょう」

 トランプ・ショックで世界の相場は下落局面に見えるが、「株価が下がれば配当利回りは上がる」とかんち氏は説く。

「その企業のビジネス自体に問題がなく、トランプ大統領という外部要因で株価が下がっているだけと判断できる銘柄については、長い目で見れば“今が買い時”と言えます」

 高配当銘柄は根強い人気があり、株価も底堅い特徴がある。まさに「守りながら増やす」という運用であり、危機の時代だからこそ検討に値すると言えそうだ。

 具体的にかんち氏が注目しているのはどのような銘柄か。関連記事『《資産8億円・かんち氏が厳選した高配当銘柄7》製薬、化学メーカーから自動車ディーラーまで…株価下落で配当利回り4%超のお宝株がゴロゴロ』では、かんち氏が厳選した「長期保有に向いた高配当銘柄」を公開している。

※週刊ポスト2025年5月9・16日号

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