大手家電量販店でも争奪戦が始まっている(ビックカメラ公式サイトより)
都内に住む会社員のAさん(30代男性)は、「どの販売店の応募条件も満たせていない」と嘆く。
「僕は買い物をあまりしないので、どのお店の予約抽選も受けられない状況です。マイニンテンドーストアでの応募はできましたが、第1回は落選。どうにかマイニンテンドーストアの第2回抽選で当選してくれるのを期待するしかありません」
Switch 2の予約抽選の条件については、むしろ“転売ヤー”こそが有利になるのではないかとの指摘もある。というのも、転売目的で家電量販店を頻繁に利用している転売ヤーは、様々な量販店チェーンのポイントカードや提携クレジットカードを所有し、なおかつそれなりの購入履歴もあるので、結果的に“お得意様”として予約抽選の条件を満たすこともあるだろう。どの量販店でも予約抽選に参加できないAさんのような人がいる一方で、ほぼすべての量販店の抽選に参加できる転売ヤーが存在しうる状況なのだ。
エントリーのハードルは低いAmazon
Amazon.co.jpでのNintendo Switch 2商品ページ。右側に「招待をリクエストする」のボタンがある
そんな中、応募の条件が特に明かされていないのが「Amazon.co.jp」だ。Amazonでは、招待メールが届いた利用者のみがSwitch 2を購入することができる仕組みで、どのようにして招待者が選ばれるかは不明。商品ページで「招待をリクエストする」をクリックすることで、エントリーできるため、Amazonの会員であれば、事実上誰でも抽選に参加できる。神奈川県に住む自営業・Bさん(40代男性)は、このAmazonの招待リクエストにのみ参加した。
「私の場合、もともとNintendo Switchを持っていないので、マイニンテンドーストアの抽選は受けられない。量販店では、ヨドバシ・ドット・コムの抽選に参加できるくらいですが、どうせ当たらないだろうなという感じで、とりあえずいちばんハードルが低いAmazonの招待もリクエストしました。
ただ、僕はPlayStation 5をAmazonの招待で購入できた体験があるんですよ。発売から1年近く経ったころでしたが、店舗に出たら即売り切れになるような状態の時に、Amazonから招待メールが届いた時はうれしかったですね。今回のSwitch 2でもそんなラッキーがあるんじゃないかと期待しています」
任天堂は、生産体制を強化するというが、それでも争奪戦となりそうなNintendo Switch 2。より多くのユーザーが、できるだけ早くプレイできることを願うばかりだ。