休みの日でも容赦なくLINEなどで連絡が来て気が休まらない…(イメージ)
時間外労働が原因で会社と従業員の間にトラブルが発生するケースは少なくない。例えば「休日の連絡」を理由に、その会社で働くことが耐えられなくなったという人もいるようだ。退職代行モームリによる新刊『今の会社、ヤバいかも!? 3万人の「もう無理!」でわかる会社の見分け方』より一部抜粋・再構成、実際の相談事例をもとに、休日の連絡を強要する“ヤバい会社”の特徴を解説する。
【相談事例】休日にも即レスが必須?
ファッション系の販売店に勤務しています。会社から休日の過ごし方を報告させられるうえ、休みの日でも容赦なくLINEなどで連絡が来ます。内容は特に急を要する用件ではないのに、即レスを要求されます。また、ミスが発覚したりアルバイトの不手際があったりした時にはLINEで責め立てられた挙句、出社して対応させられます。気が休まらないので休日の連絡を断ったら「社会人失格」と叱責されました。(小売業・O社店舗勤務29歳/女性)
【モームリ解説】
休日のメールやLINEでも、「こういう用件があったから把握しておいてね」ぐらいなら問題ありませんが、すぐに返信を要求したり、何度も電話をかけてきたりする会社は、今後もそういうやり方を変えることはないでしょう。さらに、休日の連絡を「ちゃんと見ておけよ!」などと強制する会社は、ヤバい傾向ありです。
とはいえ、休日などでも緊急対応を迫られる業種や職種はあります。製品の不具合に即座に対応する必要がある医療機器メーカーや業務用設備機器メーカーの営業などが代表的です。そんな場合でも、輪番制で休日対応窓口を設けるなど、会社や部署全体で対処できる体制を築いている会社もあります。