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土俵に埋まるカネ

大の里の横綱昇進で豊昇龍が窮地に “金星配給”ばかりで平幕の「持ち給金」が上積みされて協会は支出増に 過去にも短期間で引退に追い込まれた例の数々が

豊昇龍は1場所平均2.5個の“警戒水域”に

 その一方、1場所平均の金星配給個数が多い横綱は短命で終わることが多い。横綱在位12場所の稀勢の里は1場所平均1.5個(配給18個)、三代目若乃花は1場所平均1.64個(配給18個)で横綱在位11場所だった。

「稀勢の里は横綱在位12場所だが、全休が4場所あり実質的には1場所平均2.25個。金星を与えた流れでの途中休場も6場所ある。全休が3場所ある三代目若乃花も同様です。当然ながら、金星の配給が多いと成績全体も優れない傾向になるわけですが、それでも下位への取りこぼしが多い横綱への協会の対応はより厳しい。金星配給王には“休場勧告”に続いて“引退勧告”が突きつけられていく」(前出・相撲ジャーナリスト)

 豊昇龍の新横綱場所での3個の金星配給は昭和以降では歴代最多タイ。1964年3月場所での栃ノ海(元・春日野親方)以来61年ぶりの不名誉な記録だった。栃ノ海は33個の金星を配給して在位17場所で引退している。

 横綱在位2場所で5個の金星を配給している豊昇龍の1場所平均は2.5個。すでに警戒水域を超える水準だろう。協会の都合で横綱昇進のハードルを下げておきながら、日本出身横綱の誕生で手のひら返しとなるのか。協会の動きが注目される。

 角界のカネをめぐる事情は複雑だ。関連記事『《幕内力士の収入一覧を大公開》横綱・豊昇龍は「そんなに稼げていない」実態、年収は4600万円+α、「持ち給金」「懸賞金」で横綱を上回る平幕力士も存在する複雑怪奇な給料事情』では、全幕内力士の“給金”の一覧を全公開している。

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