資産20億円・現役トレーダー藤本茂さんのノートを公開
19歳で株式投資を始め、70年にわたる試行錯誤の末に総資産20億円超となったことで知られる89歳現役トレーダーの“シゲルさん”こと、藤本茂さん。マネーポストWEBプレミアムでは、そのシゲルさんが日々、手書きで取引内容を記録している「シゲルさんノート」を特別公開する。
有料会員限定記事『【売買履歴が丸わかり】89歳現役トレーダー藤本茂氏の「シゲルさんノート」を特別公開!【5月の取引ハイライト】』は6月1日11時に配信予定。
平日は午前2時に起床して米国市場の動向などをチェックしたうえで、午前9時から午後3時までは常時80銘柄ほどに目を光らせて売買を繰り返すシゲルさん。株式市場が閉まった後も、当日の取引履歴をすべて手書きでノートに記録している。
資産総額の推移の記録など複数種類のノートに並行して記録していくというが、なかでも重要視する個別銘柄のノートには「いつどれだけ買った」「いつ売った」「どれだけのプラスになった」といった取引履歴が1行にまとめられている。
シゲルさんは「自分の手で書いて覚えていくことは非常に重要」「記入を積み重ねることで銘柄特有のクセなどが把握できて、より早い判断につながり、精度も高まってくる」と説いている。
予測困難なトランプ関税の動きなどにより相場は先行き不透明な状況が続く。そうしたなかでも、5月は3月期決算の企業が決算発表シーズンを迎えるため、シゲルさんは積極的に売買に動いた。たとえば以下のような記述がある。
【5月19日(月)】
△イタミアート(168A):946円×1000株(5/2)→1073円×1000株=+12万5989円
※表記は「銘柄名(証券コード):買った時の株価×株数(日付)→売った時の株価×株数=利益(手数料などを差し引いた数字)」
決算内容を材料に売買する“決算プレイ”について、「結構自信があるんや」と話すシゲルさんはどのタイミングで買いを入れ、売って利益確定をしているのか。2023年に上梓した『87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え』(ダイヤモンド社刊)がベストセラーになり、一躍注目の投資家となったシゲルさんは常々、「株は下がったら買う、上がったら売るが基本。私は日々これを実践しているだけ」としてきたが、その投資テクニックの詳細を解剖していく。
有料会員限定記事『【売買履歴が丸わかり】89歳現役トレーダー藤本茂氏の「シゲルさんノート」を特別公開!【5月の取引ハイライト】』は6月1日11時に配信予定だ。
【プロフィール】
藤本茂(ふじもと・しげる)/19歳で株式投資を始め、1986年に転換社債の投資を機に専業投資家になる。66歳でパソコンを買い、ネット取引に移行。70年間、個人投資家として相場に挑み、現在の資産は20億円を超える現役トレーダー。「投資に年齢は関係ない」がモットー。