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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米インフレ鈍化と米関税政策でドル売り

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米インフレ鈍化と米関税政策でドル売り
12日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想したい。米インフレ指標の鈍化が続けば、米追加利下げ観測により金利安・ドル安の展開に。また、米トランプ政権の強硬な高関税政策が警戒され、ドル売りに振れやすい地合いとなりそうだ。

前日発表された米消費者物価指数(CPI)はコア指数も含め予想ほど加速せず、インフレ鈍化を裏づけた。それを受け米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な政策姿勢への思惑から米金利安・ドル安に振れ、ユーロ・ドルは1.1430ドル付近から1.15付近に強含み、ドル・円は145円50銭付近から144円30銭付近に1円超も値を下げた。本日アジア市場でトランプ米大統領の関税政策に関する発信で、ドル・円は144円を割り込んだ。

この後の海外市場は引き続き米インフレが注目材料。今晩の生産者物価指数(PPI)は前回を上回ると予想されるが、CPI同様に鈍化を示す内容となれば、FRBの緩和シナリオに傾き一段の金利安・ドル安を後押ししよう。一方、米中貿易協議の合意はドル買い材料だが、詳細を見極めたいムードが広がるなか強いドル買い材料にはなりにくく、米高関税政策の強硬姿勢はドル売り要因に。また、中東の地政学リスクを受けた円買いもドルの下押し圧力になる。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・5月生産者物価コア指数(予想:前年比+3.1%、4月:+3.1%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:24.2万件、前回:24.7万件)

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fisco

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