閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
川辺謙一 鉄道の科学

日本の鉄道で使われる「3種類の連結器」を解説 新幹線の連結器は基本的には外からは見えない構造に、連結器が見えるのは一部の新幹線のみ

新幹線の連結器はどこにある?

 連結器は、先述した棒連結器などを除けば、基本的にすべての車両の前後にあります。ただし、外見ではそれがあることに気づかない車両もあります。その代表例が新幹線の車両(新幹線電車)です。

 新幹線電車では、先頭車の先頭部に「ノーズカバー」があります。連結器はその内部にあるので、基本的には外から見えません。

秋田新幹線(左)の列車と東北新幹線の列車の併結運転。東京駅にて筆者撮影

秋田新幹線(左)の列車と東北新幹線の列車の併結運転。東京駅にて筆者撮影

 ただし、東北新幹線では、2つの編成がつながって(併結して)走ることがあります。このため、一部の新幹線電車では「ノーズカバー」が開き、連結器が外から見えることがあります。また、東北新幹線の福島駅や盛岡駅などでは、2つの編成の切り離し・連結(分割・併合)を行う様子を見ることができます。

【プロフィール】
川辺謙一(かわべ・けんいち)/交通技術ライター。1970年生まれ。東北大学工学部卒、東北大学大学院工学研究科修了。化学メーカーの工場・研究所勤務をへて独立。技術系出身の経歴と、絵や図を描く技能を生かし、高度化した技術を一般向けにわかりやすく翻訳・解説。著書多数。「川辺謙一ウェブサイト」も随時更新。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。