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【水上紀行の為替相場の本質】 FX投資家が意識すべきリスク

2014年9月13日 20:09

九死に一生を得た友人

 そして、今度はニューヨークから東京に戻ってしばらくして、例の9.11米同時多発テロが勃発。110階建てのワールドトレードセンタービル(通称ツインビル)に、ハイジャックされた2機の旅客機が突っ込み、たいした間を置くこともなく、2つ(ツイン)のビルはともに粉々に倒壊。

 この惨劇の中、生き延びた人も多く、その生き残りの中にひとり知人がいました。心配して自宅に電話したところ、そこにいました。しかしもう少し遅かったら自分は……というショックから放心状態になっていました。

リスクに囲まれたFXトレーダー

 私は30年以上為替相場の世界に身を置いており、前述した身の回りの事件以外にも、相場が激変するような出来事を数多く目の当たりにしてきました。

 日本でFXが個人投資家に開かれてから約15年が経ち、トレードの機能は進化し、個人投資家のトレード技術も飛躍的に向上していると思いますが、為替相場への危機に対する感応度はまだ低いほうだと思います。

 FXトレーダーはリスクに直面しないほうが偶然でリスクに直面するもの、程度に考えておいてもいいかもしれません。

 FXにおけるリスクはさまざまです。「価格変動リスク」や米雇用統計、中央銀行総裁の記者会見などによって大きく相場が変動する「イベントリスク」、金曜のニューヨーククローズと月曜のシドニーとの間で、価格レベルが乖離すること起こりうる「週末リスク」など。

 中でもテロや戦争、さらには財政破綻など国・地域から生じるリスクを「地政学的リスク」と言います。相場に与えるインパクトが大きいのはこのリスクでしょう。最近ではウクライナ情勢やイスラエルのガザ地区侵攻などもあげられます。

 100年に一度と言われたリーマンショックのような未曾有の大事件も、ある意味地政学的リスクだと言えます。

リーマンショックの急落と原因を振り返る

 地政学リスクとも言えるリーマンショックの時は、米株で大きな損失を被った米系証券その損失を当時盛んに行われていたキャリートレード(高金利通貨買い/円など低金利通貨売り)の利益を確定することによって埋め合わせようと、大量の豪ドル/円やNZドル/円などを叩き売りました。結果、豪ドル/円は3ケ月で約45円もの急落となる事態に(図1参照)。

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 大きな資金が移動すれば、相場のところどころに置かれていた買いポジションのロスカット(売りオーダー)が発動し、さらに値が急落していくという連鎖が続きます。また混乱状態のマーケットでは取引が閑散となり、通貨の売買が成立しなくなることもあります(流動性リスク)。

 そうなるとパソコン画面で見ているレートとはかけ離れたレートで約定せざるを得なくなり、不利なレートで決済することもあります。レートは常に存在しているわけではありません。

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