*14:07JST マイクロアド Research Memo(7):自己資本比率は低下も財務健全性は維持
■マイクロアド<9553>の業績動向
2. 財務状況と経営指標
2025年9月期中間期末時点の財務状況は、総資産は前期末比685百万円増加の9,079百万円となった。このうち、流動資産は受取手形及び売掛金の増加802百万円などにより、503百万円増加した。固定資産は、投資その他の資産の増加343百万円などにより、181百万円増加した。
負債合計は前期末比871百万円増加の5,368百万円となった。このうち、流動負債は短期借入金の増加300百万円、支払手形及び買掛金の増加535百万円などにより、897百万円増加した。固定負債は長期借入金の減少9百万円などにより、26百万円減少した。純資産合計は同185百万円減少の3,711百万円となった。これは主に、自己株式の取得により自己株式が84百万円増加したことなどによる。
経営指標は、流動比率が前期末比11.0ポイント減の107.2%、固定比率が同9.4ポイント増の98.4%となった。流動比率、固定比率ともに依然として健全な数値であり、長短の支払い能力に問題はないと弊社は考えている。また、自己資本比率は37.1%となり、前期末比1.9ポイント低下した。ただ、利益率の高いデータプロダクトに注力するなかで当期純利益を積み上げることによって純資産の厚みが増すため、弊社は中長期的には自己資本比率は高まるものと推察する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
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