株主優待銘柄を選ぶ際の基本となるポイントを聞いた。
「株主優待は使ってなんぼ、です。自分が心地よく、ストレスなく、その優待を使えるかが銘柄選びの重要なポイントですね。たとえばお米、洗剤やシャンプーなど日用品、消耗品などを株主優待で賄うのは生活防衛として有効で、たくさんもらえるほど嬉しいですが、ミニマリスト(最小限主義者)の方や、自分が使うものにこだわりがある方にはその商品や量が合わないかもしれません。
また、お店で利用できる優待券をもらっても、生活圏にその会社の店舗がないと優待の恩恵を受けられませんし、外食系銘柄の場合は自分の好みの味ではない可能性もあります。優待券は使わないとただの紙きれになってしまいます。株主優待狙いの投資ならば、自分がその優待を実際に使えるかを考えた上で銘柄の購入を検討しましょう」
今ならどのような株主優待が狙い目なのか。関連記事『“カリスマ優待主婦”mtipsさんが「7月権利確定」の注目4銘柄を厳選 配当も商品券もダブルで手に入る3万円台の優待株や、南魚沼産コシヒカリ、肉、地域特産品など充実のラインナップ』では、優待株約250銘柄を保有する“カリスマ優待主婦”のmtipsさんが注目する銘柄を紹介している。
【プロフィール】
mtips(えむてぃっぷす)/専業投資家。株主優待と株主総会好きの主婦。大学卒業後、大手企業に入社し、自社株を購入したことが株式投資に興味を持つきっかけとなる。結婚を機に退社し、株主優待目的の株式投資を本格化させる。ブログ『株主総会お土産日記』で株主優待や株主総会の情報を発信しており、優待ブロガーとしても知られる。別のハンドルネーム「まる子」でもメディアなどで活動。趣味はボランティア。
取材・文/上田千春