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投資

【ドル円週間見通し】ドルは下げ渋りか 米インフレ持続でドル高基調は変わらず

今週のドル円はどう動く?

今週のドル円はどう動く?

 投資情報会社・フィスコが7月21日~7月25日のドル円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル円は下げ渋りか。堅調な米インフレ指標でドル買いが続けば、3カ月半ぶりの1ドル=150円台に浮上する可能性がある。先週発表された米消費者物価指数(CPI)は予想外に強い内容となり、インフレ持続が裏付けられた。生産者物価指数(PPI)は鈍化も、FRBの今後の利下げ観測は9月以降とみられ、米金利高・ドル高基調が続く。7月24日発表の製造業・サービス業PMIで景況感の改善が確認された場合、ドルを押し上げる手がかりになりやすい。

 一方、7月20日投開票の日本の参院選は自民・公明の与党陣営の苦戦が予想され、野党の勢力拡大による財政悪化をにらみ債券安・円安地合いを強める公算。なお、トランプ米大統領は利下げ要請に応じないパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長を解任したい意向を変えていないようだ。議会を通じた解任工作の報道は否定したが、インフレ再加速で現行の政策を緩めないパウエル氏への批判やFRBに対する大幅利下げの要請は続くとみられる。

【米7月製造業・サービス業PMI】(24日発表予定)
 24日発表の7月の製造業とサービス業PMIは景況感が改善されるか注目。前回実績は製造業と、サービス業はいずれも52.9。前回実績を上回る内容なら、利下げ観測後退でドル買い要因に。

【日・7月東京都区部CPI】(25日発表予定)
 25日発表の7月東京都区部CPIは、前回の前年比+3.1%を上回るか注目される。市場予想を下回った場合、追加利上げ観測後退で円売り材料となる。

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