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投資

《注目集まる5万円株》トランプ関税の交渉期限「8月1日」が迫るなか知っておきたい「少額投資」のメリット インフレに対応しながらリスク分散も可能に

投資をするのもリスク、やらないのもリスク

 そうなると個人が投資を考えるにはリスクのある状況に思えるが、藤井氏は「投資を全くやらないリスクもある」と指摘する。

「この状況下では“投資なんてしないほうがいい”と考える人もいるかもしれませんが、何より考えておきたいのは、長引いたデフレからようやくインフレが芽生えてきた現状であること。今後のインフレの加速まで考えると、資産を日本円だけで持っておくこともリスクとなります。

 今日の1万円が1年後も同じ価値を持たない可能性が高い以上、資産を金利がほとんどつかない銀行の円預金だけにしておくのではなく、外貨や株、不動産、あるいは金(GOLD)などに代えておくことを考えなくてはならないでしょう」

 そのうえで藤井氏は「不安定な状況が続くなかでは、『少額投資』を検討してみる選択肢があります。値下がりしても痛手は少ないし、複数の銘柄に分散しやすいのでメリットは大きいと思います」と説く。

「年利1%に満たない銀行預金に積んでおくくらいなら、5万円でも株式投資したほうがインフレ対策になり得るのはたしかではないか」(藤井氏)

 実際、株価が500円台より安くて5万円台から投資できるいわゆる「5万円株」には、「実力が過小評価されて株価が割安なものもある」(藤井氏)という。

 マーケットバンク代表の岡山憲史氏は「関税の影響を受けにくく、むしろプラスになり得る内需、半導体、ITインフラ関連などに注目5万円株がある」と見る。「なかでも国内やアジアで金融事業を拡大するJトラスト、ITセキュリティに特化するセキュアヴェイル、ブロックチェーン関連のクシムなどは大化けの可能性もあると見ています」と言う。

 株式投資で億超えの資産を築いた“億り人”たちも、この状況をむしろ好機と捉えている。では、具体的にどのような銘柄が注目されるのか。関連記事《【少額で買える大化け期待25銘柄を厳選】億り人たちが注目する「投資初心者でも始めやすい5万円割安株」の数々 桐谷広人さんの「注目ベスト3」も公開》では“優待生活で有名な桐谷広人さん”や、資産1.5億円超の「Bコミ」こと坂本慎太郎氏など、億り人たちが注目する「5万円株」を紹介している。

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