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【進学校の真の実力】2025年「東大現役進学実績」を高校ごとに検証 現役進学率では「筑駒」がダントツ、女子トップの桜蔭が「東大より医学部進学が多い」背景

東大現役進学で横浜翠嵐、日比谷など公立校躍進の理由

 大学通信調べによる2025年の東大現役進学実績では、横浜翠嵐(66人、3位)や日比谷(65人、4位)など公立高校が上位に食い込んでいるが、公立高校が躍進している理由は何か。

「首都圏の中学受験が過熱しすぎているので、それを避けて、高校受験で都立のトップ校を目指すのが、近年のトレンドになりつつあります。東京や神奈川の公立高校はみな共学で、一般的に公立の方が自由な校風の学校が多い。

 Xアカウント『東京高校受験主義』の東田高志さんが調べていますが、日比谷高校の出身中学を見ると、私立中高一貫校から入学している生徒が結構いるそうです。“自由な共学校”を求めて、トップクラスの私立の女子校から、わざわざ高校受験して入ってくる生徒がいる。

 昔はこうした層は、高校からでも入れる国立の東京学芸大附属を目指したものですが、今は都立高校が躍進しているので、日比谷や西などに入っていく。また、中学受験で上位校に落ちて、日能研偏差値で言えば55〜60くらいの学校に入学した生徒が、高校受験でもう1回トップを目指すという“リベンジ受験”で、日比谷に入っていくケースもあります」

 中学受験でも、近年、入試偏差値が上昇傾向にあるのは、広尾学園、広尾学園小石川や三田国際科学、埼玉県では、2025年度に受験者数日本一になった開智所沢などの共学校である。都立人気が復活しているのも、私立に比べると自由で、共学であるという側面があるのかもしれない。

 では、2025年の各高校の進学実績は実際にどうだったのか。関連記事《【関東ベスト102校】2025年高校別「難関国立大9校への現役進学者数」ランキング 東京・神奈川では公立vs私立の競争激化、千葉・埼玉では「公立トップ」が逆転も》などでは、東大・京大をはじめとする旧帝大7校に東京科学大、一橋大を加えた難関国立大への2025年の現役進学実績を、エリア別・高校別にランキング。都道府県ごとの進学事情を知るとともに、各地方の「進学校」について最新進学実績をもとに検証している。

取材・文/清水典之(フリーライター)

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