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キャリア
60代からの人生を輝かせる「生きがい」

作家・久田恵さん、70代半ばを過ぎて「引退」の二文字がよぎる中で見つけた“新たな生きがい”「過去に取材した街を再訪したい」執筆業の集大成への思い

「目標を立ててそこに向かうこと自体が日々の張り合いになっています」と語る吉川幸枝さん

「目標を立ててそこに向かうこと自体が日々の張り合いになっています」と語る吉川幸枝さん

 人生100年時代──育児や介護が一段落した還暦からの人生はまだまだ長い。そんな第二の人生を充実させるためには“生きがい”を見つけることだろう。作家の久田恵さん(77才)に話を聞いた。

取材先へ再訪し変化を実感したい

「70代半ばを過ぎてから頭をよぎる『引退』の二文字。そんな中、過去に取材した街を再訪したいという思いが湧き上がりました」

 と久田さんは語る。

「30年ほど前、『諸君!』(文藝春秋)という月刊誌で、東京の街々を取材してルポを執筆していました。テープレコーダーを持たずに街に出て、思いのままを書くようにとの依頼だったのですが、当時、人へのインタビューが多かった私には新鮮な体験でした」(久田さん・以下同)

 原宿、新宿、新橋、南青山、恵比寿のほか、千葉、埼玉、神奈川へも足を延ばした。街の変化を確かめることが、執筆業の集大成となるのでは──それがいまの生きがいだという。

「足腰に自信がないので鍛え始めましたが、どの程度実現できるかわかりません。でも、目標を立ててそこに向かうこと自体が日々の張り合いになっています」

【プロフィール】
久田恵(ひさだ・めぐみ)/1947年、北海道生まれ。1990年『フィリッピーナを愛した男たち』(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞、1997年「息子の心、親知らず」で文藝春秋読者賞受賞。

※女性セブン2025年8月21・28日号

足踏みステッパーで1日に最低100回は足踏みし、『繁栄TOKYO裏通り』(文藝春秋)の取材で訪れた場所を歩き回れるだけの体力をつけている

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