見たいリーグによって配信サービス選びは変わってくる(ブライトンの三笘薫選手。Getty Images)
ヨーロッパでは、日本の代表選手も多く所属する各国のサッカーリーグ2025~2026シーズンが、この8月から開幕する。2026年にはW杯北中米大会が開催されることもあり、例年以上の注目が集まるが、日本のサッカーファンを悩ませるのは、“どの配信サービスと契約すべきか”という問題だ。
欧州サッカーリーグのうち“5大リーグ”と呼ばれているのが、イングランドのプレミアリーグ、スペインのラ・リーガ、ドイツのブンデスリーガ、イタリアのセリエA、フランスのリーグ・アン。このうち、日本国内ではU-NEXTサッカーパックがプレミアリーグとラ・リーガを配信、DAZNがラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエA、リーグ・アンを配信する。
つまり5大リーグすべてを網羅しようとすると、U-NEXTサッカーパックとDAZNの両方と契約する必要があるということ。ただしU-NEXTサッカーパックは月額2600円、DAZNは月額4200円(Standard)で、可処分所得がなかなか増えない昨今、どちらを選ぶべきか、それとも両方とも契約するべきかと頭を抱える日本のサッカーファンも少なくない。
欧州サッカーのファンでもあるエンタメウォッチャーの大塚ナギサ氏が、それぞれの「メリット」を解説する。
「より多くのリーグを見るにはDAZNが第一選択肢になるでしょう。一方で、世界最高峰リーグであるプレミアリーグを楽しむにはU-NEXTしかない。ただ、ブンデスリーガは昨季までスカパー!で放送・配信されていましたが、今年はDAZNでの配信です。その点ではDAZNを契約するメリットが大きくなったといえそうです。
これが、日本代表選手に注目することを考えると、また悩ましい。三笘薫選手(ブライトン)、遠藤航選手(リバプール)、鎌田大地選手(クリスタル・パレス)の試合を見たいなら、プレミアリーグなのでU-NEXT一択ですが、ブンデスリーガの堂安律選手(フランクフルト)、町野修斗選手(ボルシアMG)、町田浩樹選手(ホッフェンハイム)、そしてリーグ・アンの南野拓実選手(ASモナコ)の試合を見るならDAZNを選ぶしかない。すべての選手の試合をチェックするなら両方契約せざるを得ません」