日本ツアーで年間女王(メルセデスランク1位)になれば4年間のシードが与えられることになり、2019年の渋野日向子以降、古江彩佳、山下美夢有、竹田麗央と年間女王は米女子ツアーに参戦している。ツアー関係者が言う。
「米女子ツアーの新人賞(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)争いでは、山下、竹田、岩井千怜、岩井明愛の順で上位4人を独占している。今年のルーキー4人はレベルが高いことが証明されている」
ただ、それはとりもなおさず賞金の“日米格差”が広がり、日本のトップ選手の米国ツアーへの流出が相次いでいるということでもある。今年の年間女王が確実の佐久間朱莉を筆頭に、今後も日本ツアーから米女子ツアーへの挑戦が続くことになるのではないか。関連記事『山下美夢有が制した「全英女子オープン」の優勝賞金は2億円超で6年前の渋野日向子の2倍以上! どこまでも高額化する米女子ツアーの賞金事情』では、米女子ツアーの賞金事情を詳しく解説している。