株価は半分になることも覚悟を
まとまった資金で高配当株を買って、定期的に受け取る配当収入で生活しようと計画する人もいますが、それも危ないと感じます。仮に今、300万円の配当を毎年受け取っていたとしても、それが保証されているわけではありません。ひとたび、金融ショックや大不況が来れば、安定的に配当を出していた企業が減配したり、無配に転じたりすることも十分にあり得ることです。もちろん、株価は半分になることも覚悟しなければなりません。
株式市場は不確実性の塊です。どんなに儲けられたとしても、それが永遠に続くと思ってしまうと、途端に足元をすくわれます。株式市場には、いつ、何が起こってもおかしくないのだということを肝に銘じて、謙虚な姿勢で市場に向き合うことも重要なことだと思っています。
* * *
テンバガー投資家X氏が注目する銘柄について、関連記事『《6年弱で資産178倍の億り人・テンバガー投資家X氏が厳選の3銘柄》墓じまいや旅行者予約のニーズを獲得するストック型・多店舗展開型の注目企業が続々!』では、成長期待を寄せる2025年上場のIPO(新規公開株式)を挙げて解説している。
※テンバガー投資家X・著『トイレスマホで「無限10倍株」 3年9カ月で5975万円を稼いだ投資術』(KADOKAWA)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
テンバガー投資家X/兼業投資家。2003年、大学1年生の時に60万円を元手に株式投資を始める。様々な投資スタイルを試すが、どれもうまくいかず、ライブドア・ショック、リーマン・ショックなど数々の暴落相場に翻弄され、元手を減らすばかりだった。2019年。「IPOセカンダリー投資」と呼ばれる投資手法と出会い、以降は人が変わったように「神パフォーマンス」を出し続け、2019年末時点で561万円だった運用資産を2025年8月までの5年8か月で10億円に増やす。著書に『トイレスマホで「無限10倍株」 3年9カ月で5975万円を稼いだ投資術』(KADOKAWA)。