国内最大級となる大阪・難波のPOP MART旗艦店
全身が毛玉に包まれた、悪戯っぽい表情が特徴のキャラクター「LABUBU(ラブブ)」を手掛ける中国発のアートトイブランド「POP MART」が9月6日、大阪・難波の戎橋筋商店街に日本最大級となる旗艦店「大阪なんば店」をオープンし、連日大盛況となっているようだ。
「POP MART」は現在日本、米国、カナダ、英国、韓国、シンガポールなど、30以上の国と地域で550店舗以上を超える直営ストアを運営。数多くのキャラクターを展開しているが、なかでも「ラブブ」が世界中で爆発的な人気となっている。日本でも2024年4月頃、海外で人気というニュースが紹介されて以降じわじわと注目を集め、今年になってからは山田涼介やみちょぱなどSNSで影響力を持つタレントが多数取り上げたことで、その認知度は急拡大している。
限定的な発売方法をとっていることもあって、なかなか手に入らない「ラブブ」だが、どういった層に人気なのか。その実態を探るべく、オープンしたばかりの難波旗艦店を覗いてみた。
店の前に列をつくる人たち
なんば店では抽選による入場制に
訪れたのは、9月の連休初日。賑わう通路に面した部分に巨大なオブジェを配置した難波旗艦店。抽選による入店となっている。店前には入店待ちの長い列が形成され、その多くは若い女性やカップルで、ベビーカーを押す若い夫婦もいた。若者世代に支持されていることがうかがえる。
「オープンしてからお客様が途絶える時間帯はありません。店内の混雑を避けるために、LINE公式アカウントで抽選を行い、入場制限をしています。お客様はさまざまですが、多いのは女性のお客さんという印象です。8割は日本人のお客様で、2割ほどが中国など海外の方です」(女性店員)
いきなり行っても入れない
店前では、購入した商品を溢れんばかりに詰め込んだ紙袋を両手に持つ人たちが写真を撮っていたが、なかには、スマホを片手に「1つ1万円からね」と通話相手と“商談”をするかのような日本人男性の姿も目撃した……。