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ビジネス

《チャイナタウン化した晴海フラッグ》違法民泊や白タクが横行、“白バス”まで登場…組織化した中国人グループが中国人観光客相手に荒稼ぎ、住人とのトラブルも続出

 違法民泊とは旅館業法や住宅宿泊事業法の届出や認定を受けずに行なわれる民泊のこと。そもそも晴海フラッグでは規約上民泊が禁止されている。

 組織化されたグループの運営する「違法民泊」は「違法白タク」とセットになっており、他にもマンション内でリネンサービスやレストランなどが中国人観光客向けビジネスとして展開される。従事するのはいずれも中国人か中国系の人々だ。チャイナタウン化した一帯では住人との間でトラブルも続出。客待ちをしている白タク運転手の路上喫煙を注意した住人が唾を吐きかけられる事案も発生したという。

「マンション周辺では黒ずくめの恰好で威圧感のある中国人がたむろしており、住人とのイザコザが絶えない。グループ幹部と思われる中国系の住人は、マンション内のエレベーターやエントランスで平気で犬に小便や糞をさせる。日本の常識が通じないのです」(同前)

 ある一室では夜な夜な若い中国人女性が出入りするようになった。住人C氏が指摘する。

「派手なメイクにハイヒールの若い女性たちが夕方から夜中まで出入りするようになった。おそらく中国人向けのデリヘル、風俗のようなものが運営されているのではないかと見られています」

 晴海フラッグには10前後の違法グループがあるといわれている。なかでも有力グループの1つと目されているのが中国系企業Z社だ。前代表は中国人、現在の代表X氏は日本人名だが、不動産関係者によれば「X氏は中国系で、中国語と日本語を話す」という。

 X氏は自ら晴海フラッグに2部屋を所有し、10部屋前後をサブリース(又貸し)の形で賃貸契約し管理している。こうした部屋で違法民泊を行ない、同時に白タクなども運用して、中国人観光客相手に荒稼ぎしている疑惑が持たれているのだ。

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 マネーポストWEBの関連記事《【現地レポート】晴海フラッグの10月国慶節パニック 中国人による“違法民泊”や“白タク”が横行し、住人は自警団を結成 違法グループ代表は「警察呼べよ」と開き直り》では、中国人による違法行為が横行する晴海フラッグの現状をレポートするとともに、違法グループの代表X氏に直撃。さらに、晴海フラッグの開発・販売に携わった三井不動産、三菱地所、野村不動産の見解を紹介している。

【プロフィール】
赤石晋一郎(あかいし・しんいちろう/ジャーナリスト。「FRIDAY」「週刊文春」記者を経て2019年よりフリーに。近著に『韓国人、韓国を叱る 日韓歴史問題の新証言者たち』(小学館新書)、『完落ち 警視庁捜査一課「取調室」秘録』(文藝春秋)。『元文春記者チャンネル』をYouTubeにて配信中。Xアカウントは【@red0101a】。

※週刊ポスト2025年10月17日・24日号

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