「お得な証券会社」をどう選ぶか(イメージ)
日経平均株価が史上最高値を更新するなど株式市場が活況に沸いている。あらためて株投資に関心を寄せる人も少なくないだろうが、最初にすべきことは何か。投資を始めるには預金口座とは別に投資用の口座を開く必要がある。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏が解説する。
「投資用の口座は銀行でも証券会社でも開設できますが、自分がどんな投資をやりたいのかによって選択が変わってきます。銀行は投資信託しか買えないので、個別銘柄を買うなら証券会社を選ぶ必要があります」
いつも利用する銀行で投資用の口座を作れば管理はラクかもしれないが、証券会社なら個別銘柄の扱いがあるうえに、扱う投資信託の数も圧倒的に多い。選択肢が増えるという点では、やはり証券会社が投資の“窓口”として分がある。
証券会社は「実店舗」か「ネット」かに大別される。
「実店舗は担当者が対面で対応してくれるのでわからないことを相談できるなどサポートは手厚いが、割高な手数料がかかるケースが多い。
ネット証券は口座開設から取引の判断まですべて自分でやらなければならない反面、手数料は断然安い。またNISA(少額投資非課税制度)で買える商品ラインナップもネット証券のほうが充実していることが多い」(風呂内氏)
サポートの有無にかかわらず投資が自己責任である以上、口座開設などのハードルを越えられれば、ネット証券が有力な選択肢と言えるかもしれない。