日経平均株価が4万8000円を突破して史上最高値圏が続くが、「さすがに高すぎて、どこかで調整が入る可能性は高い」とカブ知恵代表・藤井英敏氏は指摘する。しかし、日本は今後もインフレが続くのは必至の情勢であり、インフレは株価にとって強烈な追い風になる。今後の上昇を見越せば、「調整でいったん下がったところはむしろ絶好の買い場」と藤井氏は説く。
そんな下がったところで「押し目買い」したい銘柄とは何か。藤井氏は「TOB狙い」を有力な選択肢に挙げる。
「親子上場解消などでTOBが実施されれば、子会社の株主は2~3割は上乗せされたプレミアム価格で買い取ってもらえる。そんなTOBが狙える銘柄に先回り投資しておけば、まさに“濡れ手に粟”で大きな利益を手にできるわけで、投資家にとってTOBは喉から手が出るほど欲しいものだと思います。とはいえ、初心者が自分で探すのはそんな簡単な話ではない」
そうしたなかでどうやってTOB狙いの銘柄を探せばいいのか。また、藤井氏は具体的にどのような銘柄に注目しているのか。
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【プロフィール】
藤井英敏(ふじい・ひでとし):1965年生まれ。日興証券、フィスコを経て、カブ知恵代表に。個人投資家向けに各種レポートの作成・販売を行なう。