*08:05JST 今日の為替市場ポイント:米国株安を意識して米ドル買い抑制も
4日の米ドル・円は、東京市場では154円48銭から153円33銭まで下落。欧米市場では153円76銭まで買われた後、153円32銭まで下落し、153円64銭で取引終了。本日5日の米ドル・円は主に153円台で推移か。米国株安を意識してリスク選好的な米ドル買いは抑制される可能性がある。
米政府機関の一部閉鎖は11月4日に35日目に入り、過去最長記録に並んだ。資金手当ての法案成立を巡る与野党間の対立は続いており、閉鎖措置が短期間で解除される見込みは薄い。報道によると、政府閉鎖の影響で補助的栄養支援プログラム(SNAP)の食糧給付が終了し、空港や法執行機関、軍隊などに従事する連邦政府職員は無給での勤務が続いている。上院共和党のスーン院内総務は 「責任は民主党にある」と批判した。ただ、両党間の非公開協議で何らかの進展がみられる可能性があるとの声も聞かれており、市場参加者は状況の進展を期待している。なお、トランプ大統領は議事妨害規則の廃止を主張し、上院共和党の行動を促している。上院議会での対応が注目される。
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