3つの期待と、残る不安
このように、
・米国株の回復期待
・高市政権への期待
・東証改革の進展
という複数の期待から、日本株は大きく崩れることなく推移しています。日経平均だけではなくTOPIXも最高値圏を継続している点は、相場の広がりや底堅さを示していると言えるでしょう。
ただし、世界各国の金融緩和的な政策に対して、利上げを検討中の日銀の姿勢には警戒の声も聞こえます。さらに株式市場は期待が大きいと上がりすぎる「オーバーシュート」もしやすく、そうした思惑を反映してか、最近は値動き(ボラティリティ)が大きくなっています。
このような相場だからこそ、短期的な値動きに振り回されず、長期視点で堅実的に成長していく銘柄選びや、バランスの取れたポートフォリオ設計がより大切になってきているのかもしれません。
【プロフィール】
森口亮(もりぐち・まこと)/個人投資家、投資系YouTuber。1983年、埼玉県生まれ。元美容師。「Excelで決算数値を管理して、有望な成長株を中・長期的に狙う」という手法で資産を10倍に。その後も着実に資産を増やしている。著書に『1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資』(KADOKAWA)がある。YouTube「毎日チャート分析ちゃんねる」やnote(https://note.com/morip)を日々更新中。
森口亮(もりぐち・まこと)/個人投資家、投資系YouTuber。「Excelで決算数値を管理して、有望な成長株を中・長期的に狙う」という手法で資産を10倍に。その後も着実に資産を増やしている
