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森口亮「まるわかり市況分析」

日経平均5万円台キープでさらに上値を試す展開もあるか 日本株の底堅い相場を演出する「3つの期待」とくすぶり続ける警戒感

経済政策に注目が集まる高市早苗首相(中央。写真:時事通信フォト)

経済政策に注目が集まる高市早苗首相(中央。写真:時事通信フォト)

 史上最高値を更新し続けてきた日経平均株価は、11月第1週、週間で▲4.07%となった。ただ、日経平均株価は依然として5万円台を維持しており、再び上値を試す展開も予想される。今の日本株を支えている空気感はどのようなものなのか。個人投資家・投資系YouTuberの森口亮さんによる、シリーズ「まるわかり市況分析」。森口さんが現在の日本市場について解説する。

 * * *
 史上最高値を更新し続けてきた日経平均株価でしたが、11月第1週は、週間で▲4.07%と不安定な動きとなりました。米大手テック株の決算を終え、AI投資への過熱を警戒した利益確定売りが入り、日本のAI関連株にも売りが広がったと考えられます。ただし、日経平均株価は依然として5万円台を終値でキープし、再び上値を試しにいくような力強さも感じられます。

 今の日本株を支えている「期待」とは何でしょうか? あらためて整理してみましょう。

【1】米株上昇への期待継続

 マグニフィセント7と呼ばれる大手テック株の決算がほぼ一巡し、残す決算はエヌビディア(現地時間11月19日の引け後予定)のみとなりました。

 マイクロソフトやメタの決算発表直後には、AIへの過剰投資不安による利益確定売りが米国市場で起きていましたが、11月第2週に入り「米政府機関の一部閉鎖リスク」が解消へ向かう見通しとなり、これが安心材料となり、売られていた大手テック株にも買い戻しの動きが見られます。

 なかでも時価総額で世界トップクラスのエヌビディアは、最高値を更新するかも含め、11月19日に控える決算への期待が高まっています。この期待は調整気味であった日本のAI関連株にも影響してくる可能性があります。

次のページ:【2】高市政権への期待

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