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国内瓶詰め食品生産額推移

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チャットGPTに「桃屋が新たに開発すべき商品」を聞いてみたら

 しかも、桃屋の商品はそのジャンル別のシェアで見ると、だいたいトップシェアを維持していて、競合他社からシェアを奪う余地も小さい。そもそも、桃屋の商品の市場全体が1990年代以降シュリンクしているということも見えてくる。

 そこまで企業や市場を調査・分析した上で、「もし私が経営者だったら」と考え、次の打ち手を模索する必要がある。もはや従来のカテゴリーの新商品開発にとどまらず、全く新しい事業やジャンルを生み出さなければならない。では、それは何か?

 試しに、チャットGPTに「桃屋が新たに開発すべき商品は何だと思いますか?」と質問したところ、「健康志向・発酵食品路線」「グローバルテイスト融合系」「新しい食シーン提案」など、もっともらしい商品アイデアを列挙した回答が返ってきた。しかし、そこで提案されている商品は、いずれも全く食欲をそそられないAIの“思いつき”“言葉遊び”のようなアイデアばかりだった。

 ここから先で重要なのは、人間によるフィールドワークやサーベイ(物事の全体像や現状を把握するために広範囲で行なう調査)であり、それらを通じて、いま消費者から求められているのはどのような商品・事業なのかを探っていくことだ。

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