閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
ライフ

マンション敷地と道路にまたがって止めてある違法駐車 警察に通報しても対応してくれない場合に自衛する方法【弁護士が解説】

 先述のように裏口がマンションの駐車場の出入り口であれば、駐車できない可能性があります。敷地に乗り上げて駐車していることからして、道路が狭くて右側に3.5mの余裕がない可能性もあります。

 いずれにせよ、道路交通法違反で15万円以下の罰金に処せられる違法行為です。警察に対して一層強く取り締まりを要請すべきでしょう。管理組合がなくても住人が連名できちんと取り締まりを求めれば、警察も無視できないと思います。

 それでも事態が動かない場合は自衛するしかありません。道路に沿って敷地上に簡易な遮断機を設置し、それを壊せば器物損壊で警察に告発するとか、現場の目につくところに「駐車禁止。発見次第、罰金○万円申し受けます」などの看板を掲げて心理的に圧迫する、さらには、その運転手に対し強く抗議するなどの方法があります。

 運転手は非常識な理屈を平然と返してくる人物ですから、思わぬ反撃をされる可能性もあります。弁護士に依頼して、ナンバープレートから自動車の持ち主を調べてもらい、駐車禁止を通告し、違反の場合の損害賠償などの警告文を送る正攻法を検討してもよいでしょう。

【プロフィール】
竹下正己/1946年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1971年弁護士登録。射手座・B型。

※女性セブン2025年12月11日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。