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《人生の終盤戦》相続や贈与に悩まないための3ステップ まずは“遺産の分け方”を考え、次に“納税対策”、それらを済ませてから“生前贈与”を検討する

資産寿命が尽きないお金の守り方、使い方11

資産寿命が尽きないお金の守り方、使い方11

複数の医療保険は見直しを

 早めに整理したいのが保険だ。複数の医療保険に加入したままの人は見直すことが望ましい。

「後期高齢者なら仮にがんになって1年間入院・治療をした場合でも大まかに計算して100万円あれば足りるでしょう。それだけ残しておけば医療保険はいらない。ただ、先進医療を受けたいという希望があるならがん保険だけを残すのは人によってはありです。死亡保険は現役時代に働けなくなった時のリスク回避のためのものなので、子供が独立しているなら相続対策で利用する人以外は不要です」(同前)

 無駄なお金は極力減らし、自分で使ってしまうことだ。

「贅沢三昧ではなくプチ贅沢、つまり『メリハリ消費』を心掛ければ破綻しません。自分がやりたいことを書き出してみて、残りの人生で意地でもやるくらいの気持ちで大丈夫です」(同前)

 マネーポストWEBの関連記事【《人生最後の10年》「貯金の3分割」と「遺産整理の3段階」で老後資金の枯渇も余剰も回避 相続・贈与・保険…資産寿命が尽きないお金の守り方・使い方11のコツ】では、人生の終盤戦で困らないためのお金の使い方・守り方について解説する。

※週刊ポスト2025年12月19日号

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