年俸も活躍も規格外の大谷は、投手・打者それぞれで計算した数字を算出したが、そもそも二刀流を計るための基準ではないので事実上の“算出不可”。ただ、別表から明らかになったのはレッドソックス・吉田正尚(32)の苦境だ。
「32本塁打のカブス・鈴木誠也(31)は“打者・大谷”とほぼ同じ1塁打あたり1000万円台ですが、4本塁打に終わった吉田は1塁打あたり3821.9万円。打者・大谷の3倍以上のコストがかかっています」
メジャーでは“助っ人”の立場の吉田は2028年までの総額9000万ドル(135億円)の超大型契約を結んでいる。来季は年俸に見合った活躍ができるのか。日米球界のいずれも、大金を手にする選手たちはファンの厳しい目線に晒されることになる。
※メジャー選手の年俸は、米国の代表的な記録サイト『ベースボールリファレンス』に掲載された額を1ドル=150円のレートで円換算
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※週刊ポスト2025年12月26日号