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投資
テンバガーハンター・愛鷹氏「10倍株の探し方」

《元手160万円→資産4億円》現役サラリーマン投資家・愛鷹氏が10倍株を実現した「人材サービス関連」の魅力 世界で成長続く巨大マーケット、「高水準の利益率で安定した利益を積み上げ」

愛鷹氏が人材サービス業界に注目する理由とは(写真:イメージマート)

愛鷹氏が人材サービス業界に注目する理由とは(写真:イメージマート)

 160万円を元手に株式投資で資産4億円を築き、「テンバガーハンター」と呼ばれる現役サラリーマンの個人投資家・愛鷹(あしたか)氏は、これまでに97銘柄の「10倍株(テンバガー)」という驚異的な記録を達成している。会社員として働きながら、20代だった2008年から個別株投資を始め、7年後の2015年に運用資産が1億円を超えて30代で“億り人”となった同氏が、10倍株探しで重視するテーマのひとつが「人材サービス関連」だという。

 愛鷹氏が自身の投資手法を執筆し、2022年11月に出版した著書『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)より一部抜粋・再構成して紹介する。

 * * *
 私が探しあてた10倍株で銘柄数がもっとも多かったテーマは、「人材サービス関連」です。業種の中分類で、多くは「サービス業」に分類されます。

 私が人材サービス関連の銘柄に投資をはじめたのは、会社員としての経験がベースとなっています。私の勤務先では、入社当初から人材派遣サービスの利用が当たり前でした。勤務先は医薬品関連ですが、事務・営業・製造・研究とそれぞれの現場で、派遣サービスを利用していたのです。なかでも、私の所属先では、理系の人材を派遣してくれるサービスを積極的に活用していました。

 当時、私が驚いたのは、理系の人材に特化して派遣するサービスが存在しているということ。医薬品業界はつねに最先端の研究開発をしており、従来の治療薬よりも有効性の高い非常に高額な治療薬も開発されています。世界に目を向ければ、景気のよし悪しにかかわらず、世界市場全体は右肩上がりで成長し続けている巨大なマーケットです。

 製造現場では自動化も進みましたが、研究開発における実験などではマンパワーが必要であり、バイオ医薬品やジェネリック医薬品(後発医薬品)の登場により、理系人材の需要は増えていました。その医薬品業界全体の潜在的なニーズを先どりして、理系の人材派遣に特化した事業を展開しているという先見性に、派遣元企業の将来性を強く感じたのです。

 もう1つ驚いたのは、派遣人材を受け入れている企業は、かなりの金額を人材派遣会社に支払っているのに、派遣されてくる方々の手どりは、その半分あまりに留まること。つまり、支払額の多くが人材派遣会社のとり分になっていたのです。

 人材派遣に注目しはじめた当時、「人材を紹介するだけで紹介料として高い利益を生み出し、積み上げることができる、なんておいしいビジネスモデルなんだ。このビジネスモデルなら、人材派遣会社の利益率は相当高いはずだ」と思い、ネットで業績を調べてみました。

 すると思った通り、高水準の利益率で安定した利益を積み上げ、業績も右肩上がり。なおかつ配当利回りが高いにもかかわらず、人材サービス関連銘柄の株価は相対的に割安な位置にありました。

 そのなかで着目した銘柄が、WDBホールディングス(2475)でした。理学系研究職、研究補助職の人材派遣の分野では、トップシェアの会社です。2012年に1株265円で購入し、5年後の2017年に10倍株を達成しています。なお、265円は株式分割を考慮した株価であって、実際の購入株価ではありません。

 現場を知る会社員のミクロの視点だけでなく、市場全体を俯瞰するようなマクロの視点からも眺めてみました。すると、ずいぶん前から国の政策やニュースでも触れられている通り、日本では少子高齢化の進行により、あらゆる分野で人材不足に陥ることが明らかです。

 2050年前後には、日本の人口は1億人を割り込み、2020年には7482万人を数えた15~64歳の生産年齢人口は、2050年には5366万人まで減ると予測されています。この30年間で2000万人以上も働き手が減る可能性があるのです。

 そうした予測を踏まえると、人材サービス関連の銘柄は、相当息の長いテーマだと期待できます。マクロの視点でも、そして私が現場で得たミクロの視点でも、人材サービス関連の銘柄は、これからもっと伸びるだろうと考えられるのです。

次のページ:人材サービス関連銘柄に目を向けたもう1つの要因

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