愛鷹・著『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)より
決算短信で業績の伸びに注目して発掘した10倍株
こうして自身の目で決算短信を読んで銘柄を探すことが習慣づいてきた頃に見つけたのが、夢真(2362、現在は経営統合し、オープンアップグループ〔2154〕)です。人材関連サービスに注目して決算短信を読んでいたところ、建築の施工管理の人材派遣に特化して業績を伸ばしている点が目に留まりました。派遣会社は派遣する人員の多さが売り上げや利益に直結します。夢真は派遣登録された人員を派遣するのではなく、自社で正社員として採用し、現場で実際に能力を発揮するように教育して現場に派遣する会社でした。
建設の施工管理というニッチかつ人手不足が長年にわたって顕著な業界に特化して展開していたことと、中期経営計画に目標とする採用人数を明記しており、月次情報で発表していました。その月次情報で計画を前倒しする勢いで採用が進み、稼働率も非常に高い水準で維持されていることを確認できたため、決算を毎回楽しみに待つことができました。
久しぶりにFPGとクリエイト・レストランツを紹介していた株のブログを見に行くと、夢真について考察されており、「強気な中期経営計画を見て、月次情報で好調ぶりに注目していたけれど、予想以上の決算だったため購入」という記事が載っていました。
私一人の力で決算短信から業績の伸びに注目して発掘した銘柄が「ついにブログに取り上げられた!」と、師匠に分析結果を認められたような感動を覚えた瞬間があったのは、いまでも忘れません。株価はというと、その後も好調な決算が発表され続け、結果的に2013年に10倍株となりました。決算短信で好業績を確認してから購入すれば10倍株を探しあてることができる、と大きな自信になりました。今でもこのブロガーさんは私の投資道における心の師匠です。
こうした経緯から、決算短信こそ株式投資を続けるうえで、もっとも重要な情報源だと私は思っています。
投資に割ける時間が限られるサラリーマンにとって、業績を手早くチェックして投資判断を下すことができ、速報性のあるツールは決算短信以外に私は思い浮かびません。
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そんな愛鷹氏がいま注目しているのは、どのような銘柄なのか。関連記事『《元手160万円→4億円の10倍株ハンター厳選の大化け期待4銘柄》97銘柄でテンバガー達成の愛鷹氏が狙いを定める「増配ラーメン銘柄」「サイバー攻撃対策・サッカーW杯で上昇期待の株」などお宝株候補を詳細解説』で詳しく紹介している。
※愛鷹・著『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
愛鷹(あしたか)/現役サラリーマン投資家。理系大学院修了。2008年に株式投資を始め、約4億円の株式資産を築く。保有銘柄は1000社を超える。2025年11月現在、13年連続通算97銘柄で10倍株(テンバガー)を達成。「テンバガーハンター」と呼ばれる。著書に『サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円』(ダイヤモンド社)。
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