来場メリットがあれば、住宅展示場へも足を運びやすくなる(イメージ)
住宅の購入にあたり、購入希望者にとっては販売会社の情報発信や、営業担当者のSNSなども参考になるだろう。一方で、アナログな「チラシ」の効力もまだまだ無視できない。
住宅不動産業界のコンサルティングを行うピュアグロース株式会社代表の宮内和也氏は、著書『SNSで家を売る「タイパ時代」の営業術』で、SNS時代にあってもなお重要な「チラシ」の存在意義を説く。(同書より一部抜粋して再構成)【全3回の第2回】
全戸配布でターゲットを漏らさない
以前は、チラシを持って来場したお客様にノベルティを配布するという施策がよく行われていました。多くのお客様が、自宅にポスティングされたチラシを握りしめて来場していました。
来場予約が一般的になってからは、マーケティングの手法が大きく変化し、チラシを持って来場されるお客様は大幅に減少しています。とはいえ、チラシは現在も有効な集客チャネルで、特に地方で広く活用されています。
一般的に、10万人商圏のエリアで住宅の購入を検討している人は500人程度と言われています。そのターゲット全体に対して広告を届けようとする場合、ウェブ広告だけではカバーできません。チラシや看板など、さまざまな媒体を使って網羅していく必要があります。
チラシは住宅フェアを開催するタイミングなどに合わせて配布します。印刷枚数は、10万人商圏であれば2万枚が目安です。住宅の購入を検討する人の約8割が賃貸入居者のため、全戸配付で賃貸アパートなどに直接ポスティングするのが効果的です。
また、フリーペーパー会社に依頼し、他のチラシなどとまとめて折り込みをして配布してもらうこともできます。ただ、新聞の折り込みは、若い世代の新聞の購読者が大幅に減少しているため、あまり効果を期待できません。
