外から官僚の急所を突くことで政権に協力
高橋:ガソリン税減税、所得税減税に続き、消費減税を打ち出して解散を打つというシナリオは?
玉木:解散は、2027年度の通常国会が終わった後では。勝利すれば、2027年9月の自民党総裁選を無投票で乗り切って長期政権への道筋が描けます。
高橋:それは1つの戦略ではある。ただ、2026年は赤字国債発行に必要な5年に1度の特例公債法の期限が切れ、新しい法律を可決する必要がある年でもあります。
玉木:そこはそうです。これが通らないと、政府は歳入不足に陥る。与党も参院で過半数に議席が足りていない状況ですが、我々の提案を反映した形で予算案が仕上がるならば、特例公債法の成立にも協力するつもりです。
高橋:まっとうな政策を言う玉木さんだからこそ、ダイナミックな組み替え提案も期待しちゃうなあ。
玉木:海洋政策しかり、イノベーションも推進したい。高市政権ができて政治が明るくなったのは確かですが、経済の明るさを実現する1年にしないと。そのために外から官僚の急所を突くことで高市政権に協力するのが、我々、国民民主党です。
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【プロフィール】
玉木雄一郎(たまき・ゆういちろう)/1969年、香川県生まれ。国民民主党代表。1993年、東京大学法学部卒業後、大蔵省(現・財務省)入省。2005年、財務省を退官し、衆院選に民主党公認で香川2区から立候補したが落選。2009年衆院選で初当選。希望の党代表を経て2018年に国民民主党代表となり、2020年の新・国民民主党設立以降も代表も務める。
高橋洋一(たかはし・よういち)/1955年、東京都生まれ。経済学者。嘉悦大学教授。1980年、大蔵省(現・財務省)入省、理財局資金企画室長、内閣参事官など歴任。2008年に退官し、著書『さらば財務省!官僚すべてを敵にした男の告白』(講談社)で山本七平賞受賞。YouTube「高橋洋一チャンネル」で注目を集め、チャンネル登録者数は140万人。
※週刊ポスト2026年1月16・23日号