すっぽかしバイトが言い放った「リマインドするのはそちらの仕事」
飲食店を営むB氏(50代男性)は、アルバイト従業員の希望に沿って柔軟なシフトを組むことを重要視している。なるべく働きやすい職場を心がけ、離脱を防ぎたいというB氏の思いからだが、同氏が「どうしたらいいかわからない」という男性新人従業員がいたという。
「うちでは、自分が希望した日時を紙のシフト表に書き込んでいくんですが、その新人が自分で申告した日時に、店に来ないんです。遅刻や休みの連絡もない。出勤時間を15分ほど過ぎてから、私がLINEで今日は◯時から出勤であることを伝えると、彼は、自分のシフトはなくなっていたものだと思っていたというんです。こちらはシフト表を全員で共有しているので、それでOKを出しているつもりだったのですが……。
彼いわく、『Googleでもなんでも、スケジュールを入れたらリマインドしてくれる。そのリマインドがなかったので、脳内でなかったことになった』と。自分でスケジュールをスマホに登録すればいいだけだと思うのですが、そこは人頼みというか……。きちんとリマインドをしていなかった私に非があるかのような言い分で、ちょっと閉口しました」(B氏)
その後、B氏はリマインドし続けたが、結局この従業員は遅刻が常習化し、3か月でクビになった。B氏は「リマインドは方便でしかなかったんですよね。自分でやるべきことを人に頼っている時点で、責任感がないことがわかりますよね」と振り返る。
「新人なので」開き直るタクシー運転手
60代のタクシー運転手・Cさんは、「新人だからと開き直る運転手が増えている」と憂える。
「もちろん、誰でも最初は新人です。タクシーの運転手も、最初から道を万全に知っているとは言い難い。お客さんに教えてもらって、育っていくものです。それが最近は、特に車の運転も好きじゃないし、道はナビに聞けばいいから覚える気もない、という運転手も増えた印象です。“なんか儲かるから”と参入してくるんです。
もちろんそれ自体は悪いことではないのですが、大前提として、接客業の側面があることを忘れてはいけない。“新人なんだから道を知らない”“間違えても当たり前”といった態度の運転手がいるという話を聞いて、頭を抱えたところですが……私は“老害”なのでしょうか?」(Cさん)
さまざまな現場で実感されている、従業員のスキル低下。もちろん、いつの時代も同様のことはあったのかもしれないが、「それにしても最近はその傾向が顕著だ」と感じている人は少なくないようだ――。