今週のドル円はどう動く?
投資情報会社・フィスコが3月9日~3月13日のドル円相場の見通しを解説する。
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今週のドル円は上げ渋りか。米国・イスラエルによるイラン攻撃とイラン側の報復で中東情勢は混迷を深め、ドル選好地合いは継続する見通し。原油高に伴う米インフレ圧力を意識したドル買いも想定される。足元で発表された経済指標は改善が目立ち、景気減速懸念は後退。今週の米2月消費者物指数(CPI)は鈍化が見込まれるものの、翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利据え置きを織り込んだドル買いも想定される。
ただ、円安進行を受けて日米協調介入への警戒感が高まれば、米ドルの上値の重さが次第に意識されそうだ。日本銀行による追加利上げの先送り観測が広がり、日本の財政悪化への懸念も消えていないが、米ドル・円は1月に開催された日銀金融政策決定会合後の円急落で、米金融当局の「レートチェック」が入った水準に差しかかり、日米協調介入への警戒感からリスク選好的なドル買い・円売りはやや抑制されるだろう。
【米・2月コアCPI】(3月11日発表予定)
11日発表の米2月コアCPIは前年比+2.4%と1月実績を下回る可能性がある。市場予想を下回った場合、ドル売り材料になり得る。
【米・2月コアPCE価格指数】(3月13日発表予定)
13日発表の米1月コアPCE価格指数は前年比+3.1%と、前回実績の+3.0%を上回る可能性がある。想定通りならドル買い材料となろう。
