“カリスマ優待主婦”mtipsさんが「得する優待銘柄選び」のポイントを解説(写真:イメージマート)
中東情勢の悪化を背景に日経平均株価が乱高下するなか、目先の株価に一喜一憂せず、株主優待や配当を定期的にもらう優待株投資に注目が集まっている。“カリスマ優待主婦”こと専業投資家のmtipsさんに銘柄選びのポイント、注意点を聞いた。
mtipsさんは20年以上前から株主優待目的の投資を始め、現在、保有する優待株は約250銘柄に上る。
「優待品が年に1、2回届くのはお中元やお歳暮といった贈り物のようで、日本人のメンタリティや贈答文化に合致した嬉しい制度です。私を含め、優待メインで株を保有している個人投資家には“ガチホ(ガチでホールドする、の略)”という投資スタイルの方が多いようで、多少の株価の下落でも自分の“推し”の優待銘柄は売らない傾向があり、株価下落の際の下支えになっている側面もあります」(以下、「」内コメントはmtipsさん)
配当を安定して出しているかをチェック
優待銘柄選びのポイントについては、こう説明する。
「株式投資の王道は“安く買って高く売る”“将来この会社が成長するかもしれないと期待して投資する”という考え方ですが、優待株投資はそれらプラス、“実際に自分が使える優待を選ぶ”という視点が必要になります。優待は使ってなんぼです。優待券は使わないとただの紙きれになってしまいます。使い勝手が良いか、近くにお店があるかなどを事前にチェックし、自分が楽しく、ストレスなく、その優待を使えるかが銘柄選びでは重要です」
2024年スタートの新NISA(少額投資非課税制度)を追い風に、株主優待狙いの個人投資家の裾野は広がっているが、ベテラン優待投資家のmtipsさんは実際どのように優待銘柄を選んでいるのか。
「会社は利益を出して株主に配当で還元するのが基本ですので、まずは配当を安定して出しているかどうかをチェックします。株主優待目当ての投資の最大のリスクは、優待の廃止です。もちろん、業績がよくても会社の方針で廃止する場合もありますが、業績悪化だと優待廃止リスクは高まります。配当は業績を上げているから出るものですから、配当がきちんと出ている銘柄のほうがより安心です。
また、最近は“おいしい優待”を新設したものの、実施せずに廃止したり、すぐに改悪したりする会社もあるため、良すぎる優待には注意しています」
これから優待株投資をしたいと考えている人へのアドバイスを聞いた。
