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キャリア
麻布志願者減の実態と中学受験の変化

《2026年中学入試》麻布中学の志願者減少は“御三家離れ”の象徴なのか? それでもなお「御三家人気は健在」と言える根拠

麻布中学の志願者減少の背景になにがあるのか(イメージ)

麻布中学の志願者減少の背景になにがあるのか(イメージ)

 男子御三家の一角・麻布中学の志願者数が減少していることが、中学受験の関係者の中で話題となっている。中学受験の現場で何が起こっているのか。『大学受験 活動実績はゼロでいい 推薦入試の合格法』が話題のノンフィクションライター・杉浦由美子氏がレポートする。【前後編の前編】

「自由な校風が敬遠された」説は正しいのか

 2026年度の中学入試の受験者総数は5万2050人と過去4番目の多さで、受験率も18.06%と過去3番目の高さとなった(首都圏模試調べ)。少子化が進み、物価高で実質賃金が減っている中でも、中学受験の人気が続いていることがよく分かる。

 一方で、2026年の入試で話題になったのは、男子御三家の一角・麻布中学校の志願者が減り続けたことだ。この数年、御三家離れといわれ、それに対して、「文春オンライン」の記事《“サピックスの全てを知る男”に「合格者減少」の真相を直撃!「コロナの影響を強く受けて…」「今が底かなと思っています」》(2025年3月13日配信)では、SAPIXの教育本部長が、「(麻布、武蔵は)今が底」とコメントしている。

 これは、SAPIXから御三家への合格者数が減っている背景に「御三家の人気自体に陰りがあるのでは?」という質問への回答だ。つまり、ここでいう「底」とは志願者数のことだ。

 では、2026年の男子御三家の志願者数はどうなっていたかというと、開成は前年度比38人増の1272人、武蔵は21人増えて539人で志願者が戻ってきているが、麻布は11人減って750人に。2020年には1000人を超えていたことを考えれば、大きく志願者数を減らしており、「底」といわれた2025年度よりさらに減っている。

 男子校で自由な校風で知られる麻布の志願者数減少を、「共学志向の高まり」や「面倒見のいい学校の人気化」で説明する人もいるが、それは少し的外れかもしれない。もし、それが要因なら、学習面で面倒見がよく、共学の渋渋(渋谷教育学園渋谷)の志願者が目立って増えるはずだが、そうはなっていない。難関男子校の駒東(駒場東邦)は学習面の面倒見の良さで知られるが、こちらは前年度から僅か2人ほどだが志願者を減らしている。つまり、麻布の自由な校風が敬遠され、面倒見のいい学校が人気というのとは違うようだ。そもそも本当に麻布を含めての御三家は人気に陰りがあるのだろうか。

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