パチンコ・パチスロ業界に求められるサービスの実現性は(イメージ)
日本独自の娯楽であるパチンコ・パチスロ。昭和の時代には“ちょっと怖い場所”といったイメージもあったが、今は清潔感を意識したパチンコホールも多い。また、飲食店が併設されたり、漫画が多数置かれた広い休憩スペースがあったり、さらには託児所があったりなど、ユーザーのニーズにあわせてさまざまなサービスを提供するホールも増えている。
多くのユーザーが“あったら便利”だと回答したサービス
パチンコ・パチスロ産業の市場規模が30兆円規模と言われていたピーク時の半分ほどとなっている今、ホールがユーザーのニーズに応えることはユーザー離れを食い止めるために必要なことだと言える。では、今現在パチンコ・パチスロユーザーたちは、ホールにどんなサービスを求めているのだろうか。
パチンコ・パチスロ関連企業による業界団体、一般社団法人日本遊技関連事業協会(日遊協)は3月18日、全国のパチンコホールに来店したユーザーに対するアンケート調査『パチンコ・パチスロファンアンケート2025』の結果を公式サイトで公開した(全国の日遊協加盟ホールとMIRAIぱちんこ産業連盟協力による加盟ホールに来店したユーザー2953人を対象として、2025年11月14日から12月14日に実施)。
複数選択式で回答された同調査において、「将来パチンコ店にあったら便利だと思う施設・サービス」についての質問に対し、もっとも多く選ばれたのが、「キャッシュレスで遊技できるシステム」で34.4%だった。つづいて「0円パチンコ(無料で遊べるコーナー)」が19.0%、「インターネットショップを利用できる景品交換システム」が17.1%、「遊技履歴や使用金額が逐一把握できる会員アプリ、会員カード」が15.6%、「ホール以外の場所でインターネットを使用して賞品を選べ、貯玉で交換するサービス」が15.4%だった。
もっとも多くのユーザーが“あったら便利”だと回答したのが、キャッシュレス決済だ。すでに業界内では実現に向けての動きもあるが、実現へのハードルは低くない。パチンコ・パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏が解説する。
「キャッシュレス決済を導入することで、一定期間内での使用金額に上限を設けられるということで、依存症対策に有効なのではないかとの意見があります。しかし、現金と併用できるため、上限を超えて多くのお金を使ってしまう可能性は否定できないうえ、“後払い”となるクレジットカードでの決済となれば、事実上借金をして遊技できるということにもなり、依存症対策にはならないのではないか、との正反対の指摘もあります。また、出玉を換金することで、クレジットカードのショッピング枠の現金化にもつながるという問題もあります」
