*08:24JST パキスタンによる外交期待も原油高止まりなら買いは膨らまず
8日の日本株市場は先物主導での荒い値動きになりそうだ。7日の米国市場は、NYダウが85ドル安、ナスダックは21ポイント高だった。トランプ米大統領がイランに提示している攻撃猶予の期限である、米東部時間7日午後8時(日本時間8日午前9時)が迫るなか、イランがトランプ政権との直接交渉を拒否したとの報道を受けて原油先物価格が急伸し、NYダウの下落幅は一時450ドルを超えた。その後、パキスタンが米国とイランに2週間の停戦案を提示との報道を受けて買い戻しが入る展開になった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比380円高の53960円。円相場は1ドル=159円00銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで52850円まで売られる場面もみられたが、パキスタンによる外交期待からショートカバーを誘う形となり、日中比460円高の54040円で取引を終えた。攻撃猶予期限が迫るなか、外交によって2週間延期されるようだと、買い戻しの動きが強まることになろう。
ただ、攻撃が開始されるようだと原油急伸から先物主導で下へのバイアスが強まる可能性には注意しておきたいところである。米国市場の中盤からの切り返しではパキスタンによる外交への期待が買い戻しを誘う形になったが、再度延期されるとの見方が大勢であろう。先物主導によるインデックスに絡んだ商いにより、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが日経平均型を牽引する可能性はありそうだ。
もっとも、たとえ延期されたとしても原油価格が1バレル=100ドルを上回っての推移が続くようだと、戻り待ち狙いの売りが次第に強まる可能性がありそうだ。米株先物の動向や今晩の米国市場の反応を見極めたいとする模様眺めムードも強まることになろう。また、米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されるほか、翌9日には米2月個人所得、米2月個人消費支出(PCE)の発表を控えていることもあって、引き続き積極的な売買は手控えられよう。
<AK>