今週のドル円はどう動く?
投資情報会社・フィスコが5月11日~5月15日のドル円相場の見通しを解説する。
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今週のドル円は伸び悩みか。米国とイランの和平協議が注目され、米軍は攻撃を停止。今後の両国による歩み寄りで地域の安定化が期待されるが、不透明感は完全に払しょくされず、リスク選好的なドル買いがただちに弱まる状況ではないとみられる。また、足元の米経済指標でインフレ圧力が顕著になり、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者も引き締め的な政策スタンスを示唆している。今週の米消費者物価指数(CPI)の伸びが加速すれば、ドル買いに振れやすい。
ただ、日本の為替介入への警戒感は消えていない。先月末にはドル円が160円台後半から失速し、155円付近に急落する場面があった。この間、日本政府は大規模な為替介入に踏み切ったとみられ、目先的に投機的な円売りは抑制されやすい。
【米・4月コアCPI】(12日発表予定)
12日発表の米4月コアCPIは前年比+2.7%と加速が予想され、市場予想と一致、または上回った場合はドル買い要因に。
【米・4月小売売上高】(14日発表予定)
14日発表の米4月小売売上高は前月比+0.4%と、3月実績の+1.7%を下回る見通し。消費減退への思惑が広がれば引き締め的な政策への期待は後退しドル売り。
