*07:56JST NYの視点:米5月雇用統計:順調な伸び想定も脆弱さ残るリスク
米労働統計局が発表する5月雇用統計で失業率は4月と同様4.3%を維持、非農業部門雇用者数は+8.5万人と4月+11.5万人から伸び鈍化が予想されている。
また、雇用統計の先行指標のひとつ民間部門の雇用統計となるADP雇用統計の5月分は+12.2万人となった。伸びは予想+12万人を上回り、昨年1月来で最高。また、最新の米先週分新規失業保険申請件数も引き続きレイオフが低水準にとどまっている証拠となった。JOLT求人件数も離職者が少なく、予想外に2年ぶり高水準と記録。同時に、自主退職者数は6年ぶり低水準となるなど、内容は明るいものだけではない。
コンファレンスボードが発表した5月消費者信頼感指数で、エコノミストが雇用状況を判断するうえで注視している雇用が「十分」25 .5と「困難」18.6の差は6.9と4月7.5から低下。雇用が「十分」25 .5は2021年来で最低を記録し、消費者の労働市場への懸念は依然存続。
また、全米の製造業活動を示すISM製造業景況指数の雇用項目は48.6と4月から改善も32カ月連続の活動縮小圏。また、ISM非製造業景況指数の雇用は47.9と、4月48.0から上昇予想に反して低下。3カ月連続で活動縮小圏にとどまった。
労働市場は安定ながらも脆弱さも残り、連邦公開市場委員会(FOMC)の年内の利上げを想定するのは時期尚早と見られる。
■5月雇用先行指標
●ADP雇用統計:+12.2万人
(予想:+12万人、4月:+10.5万人←+10.9万人)
●ISM製造業景況指数雇用:雇用:48.6(予想48.8、4月46.4)
●ISM非製造業景況指数雇用:47.9(予想48.8、4月48.0)
●コンファレンスボード消費者信頼感指数
雇用
十分:25.5(26.9)
不十分:55.9(53.7)
困難:18.6(19.4)
6か月先
増加:17.5(16.7)
減少:26.0(26.8)
不変:56.5(56.5)
所得
増加:20.0(19.4)
減少:13.7(12.4)
不変:66.3(68.2)
■市場予想
・米・非農業部門雇用者数:予想:+8.5万人、4月:+11.5万人)
・米・失業率:予想4.3%、4月:4.3%
・米・平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.4%、4月:+0.2%、+3.6%)
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