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葬祭のプロが考える「これからの葬儀」
失敗しない「直葬」のやり方

通夜・葬儀なしの「直葬」で失敗しないためのノウハウ 「本当にかかる費用の内訳」「見積書の見方」「葬儀社の選び方」を葬儀のプロが解説 遺族が自分でやる「DIY葬」は現実的でない

追加費用はどこで発生するのか

 次に「追加費用が発生する条件」。特に注意したいのは「搬送・寝台車」「安置料」「ドライアイス」「火葬料」です。

「搬送・寝台車」について、病院から安置場所への搬送、安置場所から火葬場への搬送で、寝台車が2回必要になることがあります。また、実際の走行距離が見積もりよりも伸びると費用が多くかかる場合もあります。見積書に何回分の搬送料が含まれているのか、何kmまで追加料金なしなのかを確認してください。

「安置料」「ドライアイス」については、火葬場が混んでいて火葬まで数日かかる場合、その日数分の安置料やドライアイス代が発生します。広告の表記では安く見えても、安置日数が延びることで総額が増えることがあるのです。

「火葬料」も地域によって差があります。自治体の火葬場を使う場合と民営火葬場を使う場合で、費用が大きく変わることがあります。「そんなにかかるって聞いてない!」とならないように、見積書に火葬料が含まれているのか、自分の使用する火葬場の費用はいくらなのかは必ず確認しましょう。

追加費用の可能性を聞くだけでは不十分

 見積書は、できるだけ個別の項目の単価と個数が明示されていて、内容と金額がはっきりしているものが理想的ですが、打ち合わせ時間を短縮する狙いもあり、「直葬一式○万円」とだけ書かれていて、どの項目がいくらなのか、細かい内訳が分からない見積書が多いのが実態です。この場合、後から追加費用が発生する可能性が大きくなります。

 葬儀社に確認するときは、「追加費用が発生する可能性はありますか」と聞くだけでは不十分です。より実用的なのは、「この内容で予定通り進んだ場合、この金額以外の追加費用は一切払いませんが、いいですね?」と確認し、釘を刺しておくことです。

次のページ:直葬ほど葬儀社選びで差が出る理由
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