株価が乱高下する銘柄を保有する際、どんなことに気をつければよいか
日経平均急騰のなかで大きな注目を集めた半導体メモリー大手・キオクシアホールディングス。上場初値から70倍超という急騰撃を見せた後、7月に入ると急落する場面もあり、激しい値動きを見せている。投資の達人たちは、そうした展開も見据えて「次」を睨んで動いていた。配当株投資の達人として知られる元消防士・かんち氏もその一人だ。
投資歴40年以上のかんち氏は長期分散投資のスタイルで保有銘柄は600を超え、資産は10億円を突破している。「買ったらほとんど売らない」という手間のかからない“ほったらかし投資”を実践してきたかんち氏。日経平均が7万円台を突破するなかで、資産はどう推移してきたのか。
「ピークは2月の終わりで、それから落ち込みましたね。最近になってようやく回復してきた感じですね。大きく減ってもいないが、増えてもいません。キオクシアが強力過ぎましたね……」と苦笑いする(以下、「」内のコメントはかんち氏)。
流行の銘柄には一切乗らない
「暴落は自分の資産も減少しますが、良い株を安く買えるチャンス」とするかんち氏は、急騰、そして急落したキオクシアをどう見たのか。
「キオクシアはびっくりするほど上がりましたよね。そして、急落しても翌日には安値から切り返しているので強い銘柄だと思います」
そう分析したうえで、自身の投資行動をこう振り返る。
「私はこれまでも流行の銘柄は一切触ってきませんでしたので、今回(のキオクシア)も乗れずでした。株価1万円の時にすら少し高いと感じていたので、その時にもし8000円位までの押し目があったら買っていたかもしれませんが、買わずじまいでした。ただ、キオクシアが時価総額で日本株最大になったことには違和感もあります。いつまでも上がり続ける株もないし、いつまでも下がり続ける株もない。そういう目で見ています」
