人力のQ&Aサイトならではの“安心感”とは(イメージ)
生成AI全盛の時代の今、とかく「AIが人間を代替する」「AIで不要になる職種」などといった話題が関心を集めがちだ。そんな状況下、ネットを介しているとはいえ「人力」で回答するQ&Aサイトの代表格が「Yahoo!知恵袋」だ。AI時代にYahoo!知恵袋はどのように存在価値をアピールしていくのか、同サービスを運営するLINEヤフー株式会社に聞いた。
「正解がある疑問について質問し回答を得られる」だけではない
まずは、Yahoo!知恵袋についてのおさらいをしたい。2004年4月にベータ版がリリースされ、2005年11月に正式版がリリースされたYahoo!知恵袋は、何かについて聞きたいことやアドバイスが欲しい人々が質問を投稿し、親切な人が回答を書き込んでくれる。投稿者は回答に返事をすることができるほか、「ベストアンサー」を選び、感謝の意を示すことも可能だ。同様のサービスとしては2000年11月に開始した「教えて!goo」もあったが、2025年9月をもってサービスを終了した。その他、多少色合いが異なるが読売新聞が運営する「発言小町」などもある。
昨今、検索すると最上位にAIによる回答が登場する。Yahoo!知恵袋でも、質問を投稿すると「AIによる回答」を得るかどうか選ぶ画面が出てくるが、基本的にはユーザーたちから回答を募集する形式であることに変わりはない。今、「Yahoo!知恵袋」の存在価値とは何か。同サービスを運営するLINEヤフーに話を聞いた。
「『Yahoo!知恵袋』の価値は、『特定の正解がある疑問について質問し、回答を得られる』というだけでなく、『人々の多様な意見や実体験に基づく知見、感情的な寄り添いや共感も得られる』という点にもあると考えております。例えば『正解が一つではないお悩み』、『個人のリアルな体験談に基づくアドバイス』などは、『あたたかみ』や『納得感』をもたらすものであり、生成AIでは代替が困難な領域であると認識しております」(LINEヤフーのPR担当者・以下同)
