本土の研究者の間では、今回の会議を定期的に開き、APEC、G20のような国際会議にすべきだといった意見も見られる。国際的な覇権構造が変わる話なので会議が成功すれば、相場は一気に楽観に傾く可能性がある。
足元の動きを見る限り、日本株と中国本土株はほぼ無関係に動いている。日本株は円ドルレート、欧米機関投資家のリスク許容度によって大きく左右され、上海総合指数は政策によって左右される。当面の間、いずれの市場も株価決定構造は変わりそうにない。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサル ティングなどを行うTS・チャイナ・リサーチ代表。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」、メルマガ「週刊中国株投資戦略レポート」も展開中。