*16:40JST 買い先行スタートも日銀会合の結果待ちで方向感に欠ける【クロージング】
17日の日経平均は小幅続伸。213.25円高の64136.25円(出来高概算19億5000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で半導体関連株が値を上げた流れを引き継いで、東京市場でも人工知能(AI)関連株に買いが入り、日経平均は心理的な節目である64500円台を上回って始まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決まり、朝高の半導体・AI関連株にはすぐさま利食い売りが増え、上値の重さが意識されるなど値動きの荒い展開だった。一方、円相場が一時1ドル=156円台と円安基調が進んでいるため、自動車などの輸出関連株が買われたほか、9月末の配当権利取りを狙った買いも入るなど、底堅さは意識されていた。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、海運、その他製品、医薬品、鉄鋼など28業種が上昇。一方、鉱業、非鉄金属、証券商品先物など5業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、中外薬<4519>が買われた半面、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、TDK<6762>、イビデン<4062>が下落した。
16日の米国市場では主要株価指数はそろって下落した。FOMCで政策金利の0.25%引き上げが決定したことが影響した。0.25%の利上げ実施はほぼ織り込んでいたが、ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見が予想よりもタカ派的と受け止められ、早期の追加利上げを想起させたことが響いた。一方、半導体株の一角が堅調でSOX指数が続伸したことから、ソフトバンクGやフジクラ<5803>などAI関連株の一角が買われ、日経平均の上げ幅は一時700円を超えた。しかし、大型連休を前に積極的に売買を仕掛ける向きは少なく、次第に利食い売りも増えた。後場に入ると、韓国総合株価指数(KOSPI)や時間外取引でのナスダック100先物の値動きもにらみながら、先物買いなどが入り再び上げ幅を広げる場面があったものの、日銀の金融政策決定会合の行方も気がかりで、もみ合い気味の展開だった。
基本的には全体感は想定通りの様子見気味のムードだった。日銀も2会合ぶりに利上げを実施することが予想されているが、最近の日銀審議委員の発言でも海外中銀の利上げ局面を踏まえた金融正常化の必要性が示されているため、日銀会合の結果だけでなく、植田和男総裁会見などにも注目しておく必要があろう。
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