今年9月30日を基準日に株式を3分割するキオクシアHD。株式分割後の株価はどう動くのか。株億太郎さんは「配当金の水準」が今後の重要なポイントになると指摘する(Getty Images)
日経平均株価は今年6月22日に7万2831円の史上最高値をつけてから、調整局面が続いている。その日経平均を押し上げるとともに、調整に追い込んだ“主役”がAI・半導体関連銘柄だろう。
なかでも、半導体メモリ大手のキオクシアホールディングス(HD)は6月22日に上場来高値となる株価11万2700円から7月30日には一時3万6020円と3分の1まで急落。その後はやや持ち直しているが、5万円台で足踏み状態が続いている。「ある程度の大幅調整を覚悟したが、それでも下げ止まっている要因は、依然AI関連の活況が続いていることです」と見るのは、株式投資で資産10億円超を築いた兼業投資家・株億太郎さんだ。
好調ぶりはすでに株価に織り込まれている
株億さんは次のような見方を示す。
「キオクシアHDが第2四半期(2026年7~9月期)も大幅な増収増益予想を示したように、AI・半導体関連の業績自体は今後も好調と思われます。AIの膨大なデータ処理に不可欠なデータセンターへの巨額投資が相次ぎ、半導体関連とされる電機や機械業界のみならず、建設業界などにもデータセンター特需の大波が押し寄せています。
とはいえ、そうした好調ぶりはすでに株価に織り込まれている可能性が高い。それだけの巨額投資に見合った利益の回収が未知数なため、将来に対して懐疑的な見方をする投資家も少なくない。キオクシアHDをはじめAI・半導体関連の株価が踏みとどまっているとはいえ、そこから大きな上昇に転じていないのも、その証左と言えるのではないでしょうか」
さらに、株億さんはAI・半導体関連銘柄の今後について、こう予測する。
