今週から来週にかけてはノーベル賞ウイークとなり、連日で各賞の発表が予定されている。日本人候補者が受賞した場合、関連企業や関連テーマなどに物色資金が向かうことになる。医学賞や化学賞では、「小胞体ストレス応答」の森氏、脳内物質「オレキシン」発見の柳沢氏、物理学賞では「カーボンナノチューブ」の飯島氏などが候補に挙がっているもよう。また、7日にはTOPIX新銘柄が発表予定。スタンダード市場やグロース市場の銘柄が多く新規採用となる可能性が高く、こうした銘柄群の値動き次第では、同市場における他の時価総額上位銘柄などにも関心が高まりやすくなる公算があろう。ほか、高市首相の所信表明演説を受けて、関連するテーマ物色の流れが強まる余地も大きいとみる。
業界再編の動きが活発化している地銀株への関心も続く見込み。6日には全国証券大会で植田日銀総裁が挨拶予定であり、早期の追加利上げの感触なども窺えることとなろう。6-8月期の決算発表も今週には本格化する。8日のファーストリテ<9983>、7&iHD<3382>、9日の安川電機<6506>などが最注目となるが、過度なAI代替懸念が後退しつつあるSaaS関連銘柄などの決算内容にも関心を強めたい。なお、5日や9日には韓国市場が休場となる。この際に半導体関連株が買われる地合いとなっていれば、韓国大手半導体株の代替として日本の関連株に資金が向かうとみられ、オーバーシュート的な動きになっていこう。
国内では5日に9月消費動向調査、7日に8月毎月勤労統計、8月景気動向指数、8日に8月経常収支、9月都心オフィス空室率、9月景気ウォッチャー調査、9日に8月家計調査が発表される。なお、7日にはTOPIXの新銘柄・ウェイトなどが発表予定。
海外では、5日に米・9月ISM非製造業景気指数、6日に欧・8月ユーロ圏小売売上高、米・8月貿易収支、7日に米・8月消費者信用残高、9月15-16日開催のFOMC議事録、8日に米・新規失業保険申請件数、9日に米・10月ミシガン大学消費者マインド指数などが発表される。なお、5日から12日にかけてノーベル賞受賞者が相次いで発表される。