ステーブルコインは暗号資産とどう違うのか?(イメージ)
最近、ニュースなどで耳にする機会が増えた「ステーブルコイン」。価格が大きく変動するビットコインなどとは異なり、円やドルといった法定通貨に価値が連動するよう設計されたデジタル通貨だ。日本でも2025年10月に円建てステーブルコイン「JPYC」が発行され、個人でも利用できるようになった。24時間いつでも低コストで送金できるほか、預けることで利回りを得られるサービスも登場している。ステーブルコインは私たちの暮らしをどう変えるのか。『知識ゼロでも週3000円の投資で100万円が勝手に貯まる本』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第211回は、「ステーブルコイン」について。
最近、ステーブルコインという言葉をよく耳にします。なんだか難しそう、暗号資産の仲間? と身構えてしまう方も多いかもしれません。しかし、仕組みを知れば意外と身近な存在です。今回は、ステーブルコインとは何か、私たち普通の人も使えるのか、どうやって利用するのか、という基本をやさしく整理します。
ステーブルコインってなに?
ステーブルとは、安定したという意味です。ステーブルコインは、ブロックチェーンという技術の上で流通するデジタル通貨の一種で、その名の通り価格が安定しているのが特徴です。
同じデジタルのお金でも、ビットコインのような暗号資産は価格が激しく上下します。一方ステーブルコインは、円建てなら常に1コイン=1円で使えるように設計されています。発行する会社が、その裏付けとして円や国債などの資産を持っているので、価値が安定しているのです。2023年施行の改正資金決済法で、暗号資産とは区別された電子決済手段という位置づけになりました。投資で値上がりを狙うものではなく、あくまで決済や送金のための手段、と考えるとわかりやすいですね。
