業績横ばい予想の背景とは
半導体メモリ大手のキオクシアホールディングスが10月30日に発表した2027年3月期中間期(4~9月)決算が注目を集めている。最終利益(親会社の所有者に帰属する中間利益)が約2兆1979億円と前年同期の約37倍に増え、売上収益も約4兆2472億円と前年同期の5.4倍に膨らんだ。ところが同時に示した第3四半期(10~12月)の予想は、売上収益の伸びが前四半期比0.8%にとどまる。中間期までの勢いが止まるということなのか。
37倍増益の直後に“横ばい”の予想が
7~9月期(第2四半期)単独の伸びは大きなものとなった。売上収益は約2兆4800億円で、4~6月期(第1四半期)から40.3%増えた。営業利益(企業が独自に算出し、一時的な費用を除いた“継続的な収益力”とされるNon-GAAPベース、以下同)は1兆9883億円で、前四半期を5割近く上回った。
売上収益を前年同期と比べた倍率も、第1四半期の約5.2倍から第2四半期は5.5倍に高まった。中間期の37倍増益は、後半の3か月に勢いを増して積み上がったと読める。
ところが同社が示した第3四半期の予想は、売上収益が2兆5000億円で、前四半期比0.8%増にとどまる。営業利益も2兆円と、ほぼ同じ水準を見込み、最終利益の予想は1兆3600億円で前四半期をわずかに上回る程度だ。
理由としてまず考えられるのは為替だ。同社は第3四半期の想定為替レートを1ドル=157円とした。第2四半期の実績(161円)より4円の円高を前提にしている。
ただし、それだけで説明しきれるものではないだろう。決算短信には、為替の影響を除いた伸び率の記載がない。同社自身は、データセンター向けの需要は第3四半期も高い水準が続くとみている。
需要が高止まりするとの見方と業績横ばいの予想が並ぶのは、なぜなのか。
※本記事作成の一部に生成AIの技術を活用しています。
